コロナウイルスの影響で家で仕事をするようになって2ヶ月が経った頃。
週に2~3日ほど、少しずつ会社に出社して仕事をするようになってきたある日の朝、急に身体が動かなくなった。
熱もないし特にどこかが痛いわけでもないのに、動けない。立ってるのがつらい。強烈に体がだるい。
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あれから1ヶ月経ったけど、ただの疲れじゃないみたいで、体調が元に戻らない。
仕事はリモートでできるからなんとかなってはいるけど、なんだか『やる気』が全然起こらなくなってしまった。
もしかしたら、うつ病?
それで、コロナウィルス騒ぎでなんとなく病院には行きたくないけど、だるくてしかたないし、何かの病気だと怖いから病院へ行って検査を受けてみた。
検査のあと病院の先生に、恐る恐る聞いてみたら
「検査上は異常はありません。ちょっと鬱っぽい傾向はありますが、まあ、自律神経失調症でしょうね。コロナ騒ぎでストレスとか溜まってませんか?」
と言われ薬を処方された。
「自律神経失調症?鬱っぽいって、私が?」
「それって、治るの?」
出された薬を飲み始めて1ヶ月が経ったけど、特に体調は変わらない…
本当にこれは治るの?
もしかして、ずっとこのまま?
会社では「え?まだ体調悪いの?」「また来れないの?気合が足りないんじゃない?」みたいに言われるし
家族にもこのつらさを理解してもらえない…
なんで私だけいつまでもこんなに苦しいの?
いつになったら私の体は良くなるんだろう…
私の何が悪かったのかな…
私はダメな人なんだ…
元気だった頃の自分に早く戻りたい…
皆さんこんにちは。
いつも『自律神経失調症の整体』で皆さんに元気になって頂きたい目黒区学芸大学の整体 手あてのおおやまです。
さて、病院で自律神経失調症と診断されたこの方は、体がうごかない、だるい、やる気が起こらない、鬱っぽいという症状でした。
ですが、コロナ禍で体調を崩した方には、他に、
・頭痛になりやすくなった
・めまいがする
・やたら不安になる
・訳もなくイライラする
という方や、腰が痛い、背中が痛い、首が痛いなど、それまでなかった痛みを体のどこかに感じるようになったという方もいます。
で、当院にいらっしゃった皆さんは同様に「処方された薬が効いてるのか、効いてないのか、よく分かりません…」「薬を飲んでも、良くなった感じがしない…」とおっしゃいます。
そして、なぜか体調が悪くなってしまったことを「私が悪いんだ」と、ご自分を責める傾向がある方が多いです。
体調が崩れてそれがなかなか回復しないのは、その原因があなたの中にあるというだけで、『悪い』というのとは違います。
あなたは『ダメな人』ではなく、そもそも何も悪くないので、ご自身を責めないでくださいね。
むしろ、あなたの身体はあなたを守ろうとして、いろいろなことを身体の中でやっている最中で、その結果『体調が悪い』と感じる状態になっているだけなので、逆に、一生懸命やってくれているあなたの身体を、ご自身を褒めて挙げてほしいくらいです。
さて、このように、いろいろな方々がこのコロナ禍で体調を崩し、多くの方が当院に来院されていますが、体調を大幅に崩してしまった方々にはその原因と考えられるいくつかの共通点があります。
その共通点とは一体何でしょうか?
コロナ禍による自粛などで体調を崩して自律神経失調症になってしまった理由は何なのか?
なかなか身体の状態が回復しない原因はどこにあるのか?
考えられることは、以下の5つです。
① 日光・ビタミンD
② 呼吸
③ 食事
④ 運動
⑤ 我慢・遠慮
これらのうちのいくつか、人によってはすべての項目で、それが多すぎるか、全然足りていない、という状態であることが考えられます。
そのため体調を崩してしまい、この5つの改善に取り組むという情報も知らないままなので、なかなか回復もできない。
人によっては状態が徐々に悪化してきている。
薬を飲んでもいまひとつ効果を感じられなかったり、徐々に状態が悪化するのは、これらの5つに大きな過不足があるからです。
特に食事の面での影響が大きく、大幅な質的な栄養失調状態があると回復のための『体力』が足りなくなるため薬も効きにくくなります。
では『食事』以外の他の4つの項目についてはどうなのか?
以下、食事の面とその4つを合わせた5つの項目について、もう少し詳しく見ていきましょう。
あなたは毎日、太陽の光を浴びていますか?
コロナウィルス感染拡大を防ぐための緊急事態宣言の後、リモートワークや”外出自粛”で外に出る時間が極端に短くなった、あるいは一日を通して「ほとんど外に出ていない」という方がものすごく増えました。
これ、ほんとに身体に良くないことです。
日光に当たらないと、紫外線に当たることで身体の中で作られるビタミンDを作ることができないので、体内のビタミンDが不足します。
ビタミンDが身体の中で不足すると
・ガン
・糖尿病
・免疫力の低下
・脳・血管の障害
・心臓の障害
・花粉症
・骨粗鬆症
などになりやすくなるといわれており、うつ病や精神障害などになる可能性も高まるそうです。
つまり、日光(紫外線)に極端に当たらない期間が続くと精神活動の低下を招く確率が高くなってしまい、その影響で自律神経失調症になってしまうケースもあります。
あなたの身体も、本来なら5月から増える紫外線をたくさん浴びていたはずの期間、昨年の春頃にコロナ自粛の影響で外に出ないようにしていた結果、体内のビタミンDが大幅に不足している可能性が大です。
あなたは息が苦しいと感じることはありますか?
あるいは喉がつまる感じはありますか?
人間はストレスが溜まると身体が緊張して呼吸が浅くなります。
人間は身体をたくさん動かすような活動をする時、自律神経の交感神経が優位になって呼吸が浅く早くなります。(リラックス時、ゆっくりしている時は副交感神経が優位)
コロナ禍によるさまざまな精神的なストレスや、自粛による運動不足で背中・肋骨・横隔膜が硬くなってしまった結果、肺が広がりにくくなってしまっていて、あなたの呼吸は非常に浅い呼吸になっている可能性があります。
そうすると身体をたくさん動かしていなくても、呼吸が浅いと、脳は「あ。今は動く時?」と勘違いして、休んでいるはずの時間も交感神経を優位にしてしまい、身体を緊張させてしまいます。
それが続いてしまうと、交感神経と副交感神経のバランスが悪くなり、自律神経失調症になりやすくなります。
ちなみに、喉がつまる感じがする場合は『鉄不足』(質的な栄養失調状態)も考えられます。
外出自粛だから買い物にも行きにくい。
手っ取り早く家にあるものを食べて過ごす。
あなたも心当たりはありませんか?
そうすると、大抵はご飯が多めのおかず少なめだったり、ラーメン、パスタ、うどんなどの麺類、パンなど手軽に作れて気軽に食べられるものを口にする機会が増えます。
糖質を摂りすぎると何が良くないか?というと、人間の身体は糖質を体内で処理するためにビタミンB群を必要とします。
ビタミンB群は、糖質の代謝に必要不可欠なビタミンです。
同時に、ビタミンB群は神経・精神の働きを安定させるためにも重要な働きをします。
ですが、身体に糖質が入ってくると、それらの処理にB群は優先して使われてしまうので、その量が多すぎると(特に麺類とかね)神経・精神の働きを安定させるための分が足りなくなってしまいます。
そうすると神経・精神の働きが不安定になるので、それが自律神経の乱れに繋がり自律神経失調症になりやすくなります。
ちなみに、自律神経失調症になってしまう方々は、食事の内容を確認してみるとほとんどが圧倒的にタンパク質の摂取量が足りてません。
あなたは運動不足になっていませんか?
というより、コロナ禍による自粛中、多くの方が『身体を動かさな過ぎ』という状態になりました。
あなたもそうだと思います。
さきほども書きましたが、ほとんど外に出ないということは歩くことすらもほとんどしていないということです。
コロナ禍以前は、東京では多くの方が毎朝満員電車に揺られ、ものすごいストレスを感じながらも、その満員電車の中で全身で踏ん張ったりと、なんだかんだでかなりの体力を使っていました。
家から駅まで、駅から会社まで、毎日その往復だけでもそれなりに脚を使って結構歩いていました。
それが、コロナ自粛によるリモートワークで満員電車に揺られることもなく、通勤で歩くこともない環境に一気に様変わりしてしまい、その結果、身体を使う機会が著しく減ってしまいました。
身体は動くことで、自身の健康を維持する仕組みが機能するようにデザインされています。
動くことで血液・体液の循環が起こる。
動くことで酸素の取り込みが多くなる。
動くことで、その振動が脳や神経を刺激する。
動くことでホルモンの分泌が促される。
動かなければ動かないほど、自律神経失調になりやすい体内環境が整ってしまいます。
高齢者が怪我などで寝たきりになってしまうと、一気に身体が弱ってしまうのと同じで、どんな年齢の方でも、あまり動かない期間が長く続けば続くほど、身体は機能しにくくなり、どんどん弱くなっていきます。
さらに運動不足で背中や肋骨・横隔膜が固くなると酸素を取り込む量が少なくなり、酸素を取り込む量が少なくなってしまうと身体の中が活性せず、気分が落ち込みやすくなります。
我慢と遠慮。
コロナ禍による自粛で多くの方がいろいろな我慢を強いられました。
あなたは何かを我慢しすぎていませんか?
周りに遠慮しすぎていませんか?
我慢や遠慮が続くと身体はどんどん緊張していきます。
お腹の胃の裏の辺りに『腹腔神経叢(ふっくうしんけいそう)』っていう難しい名前の神経の塊があるのですが、その神経は情動にものすごく強く影響されて、特にネガティブな感情に反応します。
強いストレスを感じると胃が痛くなったりしますが、胃は腹腔神経叢に近い内臓なので、ネガティブ感情に反応して強烈に緊張した神経の影響をモロに受けてしまいます。
その神経の緊張でお腹全体が硬くなりやすくなり、そのため内蔵全体の働きが落ちてしまいます。
我慢によるストレスは呼吸を浅くしたり、身体全体を緊張させたり、内臓の働きを悪くしたりと、自律神経失調症になる要素が満載です。
では、どうすればあなたはこの身体のつらい状態から、自律神経失調症、自律神経の不調から抜け出せるのか?
どうすればあなたの身体は元気だった頃の状態に戻れるのか?
それにはあなたにもご自身で取り組んで頂かなければならないことがいくつかあります。
ここまで書いてきたこと読んで頂ければなんとなくお分かりになるかとは思いますが、取り組んでいただきたいことは、以下のとおりです。
① 日光(紫外線)に当たって体内のビタミンDを増やす。
ビタミンDのサプリメント(ビタミンD3+K2)の利用もお勧めします。
② ④と共通することですが、身体を動かして酸素をたくさん取り込む。
本気で行うラジオ体操がお勧めです。友達とたくさんおしゃべりするのもいいですね。
③ 1ヶ月ほど糖質の摂取量を減らす。
特にパスタ、ラーメン、うどんなどの麺類やスイーツを食べない。逆にタンパク質を多く摂るよう意識する。(たくさんのタンパク質の摂取が回復の重要なカギになります)
④ 運動不足を解消する。
ラジオ体操、ウォーキングをしてください。肋骨や背中を緩めるため、特に腕をできるだけ遠くに伸ばしながら身体を捻る動きをしっかりと行ってください。
⑤ 我慢・遠慮をしない練習をする。
これはコロナ禍に限らず、自律神経失調症になりやすい人は周りに気を使いすぎて神経をすり減らしてしまって心のバランス・体調を崩すパターンが多いので、少しずつ我慢・遠慮をしない練習をしてください。
これは本当に実践するのは「怖い」と思いますが、少しずつでいいのでやってみましょう。
人によってはすべての項目で見直しが必要になりますが、焦らずに少しずつ取り組んでみてください。
多少時間はかかりますが、少しずつ身体は元気になっていきます。
すべての項目で見直しが必要な方は、すべていっぺんに取り組むのは大変だと思いますので、その場合は『食の改善』と『日光に当たる』この2つに取り組んでください。
「やり方が分からない」「これでいいの??」と取り組み方がよく分からないという方は、こちらに来て頂ければ施術と合わせて直接ご説明致します。
あなたがとにかく少しでも早く元気になりたいという場合、手あてのおおやまがそのお手伝いを致します。
どのようなお手伝いができるかというと…
整体 手あてのおおやまでは『自律神経失調症の整体』を行っています。
特に自律神経失調症で苦しんでる方に対する施術を長年やってきているので、目黒区・世田谷区などの東京都内はもちろん、埼玉県、神奈川県、千葉県、茨城県、静岡県、山梨県などからいらっしゃる方もいます。
どのような整体かというと、
施術することによって
・呼吸
背中、肋骨・横隔膜の動きがよくなり肺が広がりやすくなるので呼吸の質が改善します。
・自律神経
内蔵調整で、疲れて働きが悪くなっている内臓を活性化し自律神経を刺激します。
・安心のホルモン
心と身体が安心・リラックスするホルモンの分泌を促す施術(頭蓋骨の調整)を行います。
合わせて
・セルフケア
あなたの身体の状態を改善するための、あなた専用の簡単なセルフケアをご紹介します。
・食の改善
元気を取り戻すための栄養の摂り方をアドバイス致します。
個人差はありますが、このような刺激であなたの身体が持っている治癒・回復の力を底上げしていきます。
合わせて、体質を変えていくために、あなたにも食の改善、セルフケアに取り組んで頂くことになります。
いかがでしょうか?
もし、あなたが目黒区学芸大学の整体 手あてのおおやまを利用して早く元気になりたい、早く自律神経失調症の苦しさ、このつらい毎日から抜け出したいというのであれば、ぜひご連絡ください。
最後になりますが、ここまでいろいろ書いてきましたが、あなたが自律神経失調症、今の心と身のつらい状態から『復活』するためにとても大切なことがあります。
それは休むことです。
休むことは悪いことではありませんからね。
休んで、弱音を吐いて、誰かに「助けて」って言ってください。
ひとりで抱え込んで、ひとりで我慢しないでくださいね。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
これを読んでくださったあなたが、一日でも早く『元気な私』を取り戻せますように。
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